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イーモバイルの PocketWiFiと同じようなことを、S21HTを使って実現したい、ということで、Planexのバッテリ接続WiFiルータ CQW-MRBを使って次のようなことをやっています。

構成

インターネット ~ (3.5G) ~ emobile S21HT (running WMWifiRouter) ~ (Wifi) ~ Planex CQW-MRB ~ (Wifi) ~ Palm Pre 又は Covia/智器 SmartQ5(running Android)

この構成のポイント

  • PreやSmartQ5(Android)はいまのところad-hocなwifi接続ができないので、間にwifiアクセスポイントをはさんでインフラストラクチャモードでつなぐ必要がある。
  • CQW-MRBは、単なるwifiアクセスポイントとして使っているだけ。ルータ機能は使っていない。DHCPもオフにしてある。
  • S21HT上で走るWMWifiRouterがDHCPサーバとなって、IPアドレス・ゲイトウェイアドレス・DNSサーバアドレスを配布する。
  • WMWifiRouterは、デフォルトではad-hocモードで接続するが、設定によってインフラストラクチャモードでアクセスポイントに接続するようにする。自分のIPアドレスも静的に設定する(WMWifiRouterにそのような設定項目がある)。
  • 使われている機器は、すべてバッテリ動作するので、外に持ち出すことができる(これがミソ)。

PreやSmartQ5がad-hoc接続可能であれば、単にWMWifiRouterにつなぐだけでよかったのです(そしてCQW-MRBに1万円以上の出費をしなくてもよかった(泣)のです)がねぇ....

使い心地など

  • 接続速度はまだ測定したことがありませんが、体感的には、S21HTでwebページを表示するのと、PreやSmartQ5で表示するのとは、それほど違いがありません。この接続のボトルネックは(たとえwifiが802.11b接続(11Mbps上限)だったとしても)イーモバイルの3.5G接続(7Mbps上限)のところにあるからだと思います。
  • 安定性の面では、最初はwifi接続が数分でブチブチ切れてしまって、使い物にならないのではないかと心配しましたが、PreとSmartQ5でDHCPによるアドレス取得をやめ、静的にIPアドレスを取得するように設定してみたら、安定して接続できるようになりました。WMWifiRouterのDHCPサーバってダメダメなんですかねー(うちのノートPCからad-hoc接続したときは問題なかったんだけどなあ)。
  • 前項に関連して、Preはwifi-lanごとに静的IPを使用するかどうか指定できるので、自宅に戻ったときも設定変更なしで自宅のwifi-lanに接続ができて無問題です。これに対し、SmartQ5(Android 1.5)の静的IPアドレス設定は、すべてのwifi-lanに共通なので、帰宅したら「静的IPアドレスを使用する」モードをオフにしてやらないと、自宅のwifi-lanにはつながりません(これはAndroidの仕様なのかなぁタコだなぁ)。
  • バッテリの持ちが心配になりますが、これらの機器の中で一番バッテリが持たないのはSmartQ5でした。設定や使い方によると思いますが、Preと交互に使っても4時間程度で「充電してください」といわれる状態になりました。S21HTはWMWifiRouter起動しっぱなしでも4時間は持ちました。またCQW-MRBも、バッテリ持続時間は公称2時間ですが、この使い方(wifiアクセスポイントとして使用)では4時間はたっぷり使えました。

Tag: Planex CQW-MRB S21HT WMWiFiRouter Wifi LAN